白斑との向き合い方 ~私を変えた出会い~
アトピーは親戚や学校のお友達など身近な人も苦しんでいたり、過去に経験があったりされている方が多く、
また罹患されたことがない方でも良く耳にする病気なので、
症状に辛さを感じることはあっても、
アトピーであることにコンプレックスを感じることはありませんでした。
それとは反対に、白斑という病気は私も自分が罹患するまで聞いたことがなく、これまで罹患されている方にも出会ったことがなかったので、色素が抜けてからは初めて自分の見た目にコンプレックスを抱くようになりました。
夏場の昼間、どんなに暑くても半袖で歩けない。
膝丈のスカートもはけない。
アトピーでお化粧ができないことはあっても、服装まで自分の好きな服を着れなくなってしまったことは、とても辛いことでした。
役所など人が近くで手元を見てる状況で、書類に記入しなくてはいけない時も、手の甲の色素が抜けていることが恥ずかしくて、精神的な負担を凄く感じていました。
昔からの友人はおそらく気づいたと思うのですが、身近な友人にさえ自分の口から病気のことを打ち明けられず、コンプレックスは膨れていくばかりでした。
そんな中、ある日電車で白斑の方と出会いました。
ちょうど私が座っている席の前に立っていらっしゃったのですが、私みたいにコソコソ隠したりせず、半袖半ズボンを着て堂々としていらっしゃって、パートナーの方とも楽しそうにお話ししていらっしゃったのです。
その時、私は思いました。
私って一体なんなんだろうと。
これまで、白斑なんだから着たい服も着れない、異性とのお付き合いも消極的になってしまう。
私はこんなふうになりたくてなったんじゃない。
そういうふうに引きこもりたくなるのもしょうがないじゃないか。
でも目の前にいる女性は着たい服を着て、こんなにも楽しそうに話している。
今私がこのような気持ちで過ごしているのは、本当に白斑のせいにしていいのだろうか。
いや、違う。
本当に私を苦しめているのは、白斑なんじゃない。
私だったんだ。
その時始めて自分の心の中で何かが変わり始めました。

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